読書記録
地図力を育む(東京学芸大学地理学会シリーズⅡ 5)
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東京学芸大学といえば、師範学校由来の大学であり、教員育成機関という印象がある。内容そのものより、「地図力を育む」という書名の重さに気が付かされた。
ル・ペン家の人びと
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本書は、亡くなったジャン=マリを除けば、いまも進行中の権力闘争の話でもある。私にも閉塞感の打破への方策の模索へのあこがれはあるが、博打的な手法の危うさを考えさせられる本でもある。読んで良かった。
田川建三訳著 新約聖書 訳と注 1 マルコ福音書/マタイ福音書
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翻訳という作業は、もともとどういう意図で書かれたのかを想像しながら、可能な限りその逐語訳をしようとする作業と捉えることができる。そのために古の写本を複数比較し、これまでの研究成果を読み込んで、当時の言葉をそのまま読めるようになろうとする無理ゲーでもある。田川訳と注を読むと、良く記憶に残っている箇所に意図的な操作が加えられていることに気が付かされる。ある種、盲信の熱狂から脱せさせる効果があり、教会組織から見れば具合の悪い書物と言えないこともない。しかし、熱狂を脱しても消えない教えは残る。
グローバル格差を生きる人びと
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ブルキナファソなどいわゆる新興国と分類される国々の人が欧州あるいはフランス等の旧宗主国に対する不信に得心がいった。民族主義的ではない夢が必要なのだと思うが、今は逆風が吹いている。しかし、きっと風向きは変わるだろう。
地理院地図の深掘り
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書籍の問題とは思わないが、釈然としない点があった。どうも自分の中にある地図という言葉への良くないイメージが刺激されたのだと思う。もちろん、有用性を否定しているわけではない。