読書記録

最大たるより「最良」たれ

画像
最大たるより「最良」たれ
正直に告白すると「私の履歴書」を読むまでは第一生命のことはほとんど知らなかった。もちろん名前は知っていたし、窓販の金融商品の比較の際に目についたこともあったが、相互会社という仕組みも理解していなかったし、その活動や成り立ちについても知らなかった。「私の履歴書」も途中から引き込まれるものがあったが、この書籍を読んである種の感動を覚えた。

1619年プロジェクト(上)

画像
1619年プロジェクト(上)
この書籍はアメリカの話であるが、アメリカが奴隷制の長い維持と搾取によって成長したこと、欧州の多くの国が植民地支配と搾取によって繁栄を得たことについて考えさせられる。この書籍が搾取した財の恩恵で書かれたものだとしても、知自身を否定してはいけない。絶賛

田川建三訳著 新約聖書 訳と注 1 マルコ福音書/マタイ福音書

画像
田川建三訳著 新約聖書 訳と注 1 マルコ福音書/マタイ福音書
翻訳という作業は、もともとどういう意図で書かれたのかを想像しながら、可能な限りその逐語訳をしようとする作業と捉えることができる。そのために古の写本を複数比較し、これまでの研究成果を読み込んで、当時の言葉をそのまま読めるようになろうとする無理ゲーでもある。田川訳と注を読むと、良く記憶に残っている箇所に意図的な操作が加えられていることに気が付かされる。ある種、盲信の熱狂から脱せさせる効果があり、教会組織から見れば具合の悪い書物と言えないこともない。しかし、熱狂を脱しても消えない教えは残る。