リバタリアニズム入門

リバタリアニズム入門 自由・市場・国家をめぐる105の問い読了。正直に行って、かなりムカムカした。愛が感じられない。

Google検索で、リバタリアニズムと新自由主義の違いを引くと「リバタリアニズムが道徳や哲学として「個人の絶対的な自由」を求めるのに対し、ネオリベラリズムは「効率的な国家運営や経済成長のために自由市場を活用する」という手法・政策を指すことが多いです。ただし、経済政策の面(規制緩和や市場原理の重視)ではリバタリアニズムと重なる部分が大きいです」と返ってきた。

「個人の絶対的な自由」という面で考えれば、イエスがリバタリアンの元祖と言えないこともないだろう。自由には責任が伴うという思想教育を受けた身としては、ネオリベほどではないが、かなり抵抗感がある。しかし、105の問いと見てみると、強烈に反感を感じるのは問2と3、ラディカルな寛容と善の理解で、あとは不快感は禁じ得ないが、議論の余地のある表明だった。手放しで賛同したくなったものは一つもないが、自分がこれまできちんと考えていなかったことに気付かされることも少なくなかったし、共感できる点も少なからずあった。94で「アメリカ人のおよそ10分の1から3分の1がリバタリアンである」と書かれている。リバタリアニズムの視点で書いているとは言え、かなり高い値だ。単一の思想が3割を超えたら、かなり危険で、個人的にはリバタリアニズムの人口比は5%程度ではないかと思う。それでも十分高い。

訳者あとがきで『自由はどこまで可能か』という訳者の森村進の新書が紹介されていたので、いつか読もうと思った。

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