読書記録

それでも日本人は「戦争」を選んだ

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それでも、日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子/著
解説は橋本治。彼は、歴史の膨大なディテールを誠実にまとめることはほぼ不可能だと表明しつつ、本書を「その困難を最も誠実な形で乗り切った本だと思います」と書いている。遠く及ばないものであることを自覚しつつ共感する。中高生にとっても中高年にとっても、推薦されて然るべき書籍だと思う。

田川建三訳著 新約聖書 訳と註 第七巻 ヨハネの黙示録

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田川建三訳著 新約聖書 訳と註 第七巻 ヨハネの黙示録
本著の解説と後書きには「原著者がこの文書を書いた基本の目的は、ローマ帝国支配の批判、それも上っ面の現象の批判ではなく、その世界支配の基本構造、すなわちローマの町を中心として地中海地域全体を支配する資本主義的経済支配の批判である」と書かれている。世の終わりの黙示ではなく、「帝国の貨幣による帝国全体の経済支配」の崩壊、同様に異邦人を排除するユダヤ教宗教支配勢力の破綻もを予言(論理的な予想)を書いた書物ということだ

「あの戦争」は何だったのか

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「あの戦争」は何だったのか 辻田 真佐憲著
著者は「はじめに」で「「国民」という枠組みを前提とすることに懐疑的なひともいるかもしれない。だが、現在の国際秩序は国民国家を基本単位として成り立っているため、われわれはその枠組を一種の幻想と理解しつつも引き受けるべきだろう。」と書いている。私はその立場に立たないが、この書籍から多くを学ぶことができたと思っている

無敵化する若者たち

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無敵化する若者たち
衰退した日本で「穏やかに暮らせる」わけがないことを若い人が理解できないことには絶望感がある。飢えと戦争(内戦含む)や専制と隷従を実体験してきた人と話した経験があるから「このまま緩やかに、日本経済が衰退しても、穏やかに暮らせるほうが良い」が破滅的選択であることは強く確信している

シオニズム

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岩波新書 シオニズム イスラエルと現代世界 鶴見 太郎 著
想像の共同体は幻想で権力指向の自己中の能力者の跋扈を許すことになった。不安に打ち勝って現実を直視する時期を迎えていることを(著者が意図したことではないだろうが)本書を読んで気付かされた。